行事・法要のお知らせ
来年2023年11月に50年法要を迎えます。
年間行事日程
1月1日 | 修正会 |
3月 | 彼岸中日(春分の日) |
4月 第1日曜日 | 灌仏会(花まつり) |
8月18日 | 盂蘭盆施餓鬼会 |
11月 第1日曜日 | 十夜法要 |
11月3日 | 大坂三十三所観音巡り |
12月31日 | 除夜 |
1月1日 修正会
正月の初め、お寺では社会の平和と人々の幸福を祈って、法会を修します。これを修正会といいます。
私たちも無事新年を迎えられたことをご本尊さまに感謝し、この一年すこやかに過ごせるよう、元日には一家そろって 菩提寺へ初詣りをいたしましょう。
3月 春分の日前後 春季彼岸施餓鬼会
彼岸会とは、特に日本にて盛んに修行されるもので、古い記録では『日本後紀』巻13の「大同元年(806)3月辛巳の条」に、「諸国の国分寺の僧をして春秋二仲月別七日に、『金剛般若経』を読ましむ」と出ています。
心ならずも死することとなった崇道天皇(早良親王)の無念を鎮めるためであったということです。それが、徐々に世間に広まり、この一週間は、とにかく善行を行い善い功徳を積む期間として理解されるようになり、お寺参りやお墓参りを行うようになります。
あらゆる自然の生命が若々しく萌えあがる春彼岸の時期。自然をたたえ、生命をいくつしみ、南無阿弥陀仏を称えて、今日ある自分を育んでくれた数多くの祖先の追善供養など仏事につとめ、心から先祖のご恩に感謝いたしましょう。
そして、私達自身の生活をもう一度反省したいものです。
4月第1日曜日 灌仏会(花まつり)
仏教を開かれたお 釈迦さまが、ルンビニーの花園でお生まれになった日です。 花御堂のなかで、右手で天を左手で地をさす誕生仏に 甘茶をかけて、みんなでお釈迦さまを讃えましょう。お釈迦さまを花いっぱいに飾りましょう。
日本各地の寺院で、色とりどりの花を美しく飾った花御堂に、右手で天を指し左手で地を指す誕生仏をまつり、甘茶をかけて誕生を祝う行事が行なわれています。
8月18日 盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)
一般には、「お盆」と言われ、毎年7月13日から15日(地域によっては8月13日から15日)までの3日間祖先の御霊をまつり、その冥福を祈る行事で、また「魂祭り」「お精霊祭り」とも言い、 その由来は「盂蘭盆経」というお経によっています。 梵語ウランバナの音訳、「逆さまに吊されるような苦しみ」を除くという意味の行事です。
お盆は、お彼岸とならんで昔から行われている大切な仏教行事の一つです。また正月とともに1年の大切な区切りであり、多くの親類縁者が顔を合わせ、大切な方々との「つながり」を再確認する機会とも言われております。
お盆の時期は地方によって様々ですが、一般には7月15日、あるいは月遅れ盆(8月15日)や旧盆(旧暦7月15日)のいずれかに行われるのが一般的です。その歴史は古く、『日本書紀』の中にはすでにお盆行事の記録が残っています。
お盆には精霊棚を飾ってご先祖をお迎えし、 菩提寺の和尚さまに 回向していただき、また菩提寺へ行ってお墓参りをして、数多くのご先祖を心からご供養いたしましょう
11月第1日曜日 十夜法要(じゅうやほうよう)
10月から11月にかけて全国の浄土宗寺院でひろく行われる 念仏会です。「お十夜」「十夜法要」「十夜講」「十夜念仏」などともいい、正しくは、「十日十夜法要」といいます。もともとは陰暦の10月5日の夜から15日の朝まで、10日10夜にわたる 法会でした。
この法会は、10日10夜にわたり 不断念仏を称えて 別時の念仏を修し、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要であり、浄土宗の大切な法要となっています。
お十夜は、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込めてこれをお 称えする大切な法会です。今日ではその期間も10日間から5日、3日、あるいは1日と短縮されて行われていますが、この大切な念仏会に参加し、仏の国での千年の善行にも勝る善行を、ぜひ積んでいただきたいものです。
11月3日 大坂三十三所観音巡り
江戸時代初期に設立された「大坂三十三所観音巡礼」は、当時の大阪民衆の手近な行楽として流行していました。
しかし、幕末から明治期にかけての宗教改革や、昭和20年の大坂大空襲など、寺院の消失や転出などで当時と比べると様変わりしてしまいました。
近年、この「大坂三十三所観音巡礼」復活の声が広がり、当時から継承されている19の寺院と、「お初・徳兵衛の像」が設置されている「露天神社」を合わせた新しい大坂三十三所観音巡礼が考案されました。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
12月31日 除夜
「除夜」とは「旧年を除く夜」という意味で、12月31日の大晦日の夜をいいます。
大晦日の夜、除夜の鐘(かね) は108つきます。
この108の撞き方については、
◇年内に打ち終えて清浄の身となり新しい年を迎える
◇年内に107を打ち年が明けてから最後を打つ
◇大晦日から新年にかけて年をまたいで108を打つ
と諸説あり、地方・寺院により一定ではありません。
除夜の鐘をつき、その音を聞くことによって、この1年のうちに作った罪を懺悔し、罪を作る心を懺悔し、煩悩を除き、清らかな心 になって新しい年を迎えるのです。
煩悩を除き、新年を迎える、何と素晴らしい行事でありませんか。清浄な心身で、新年を迎えたいものです。ぜひご参加ください。